最初のジャンル別ページへ  園芸 索引へ  稲作 Vol.4へ  本文ENDへ

作業メモ コシ系の生育調査と収穫日の分散

25aに単一品種を作付けてはほとんど一人で行う収穫作業が超ハード。
コシヒカリ・豊コシヒカリ・イセヒカリ・ミルキークイーン
田の来歴
自己保全10年 年1回の草鋤き込み
2002年 米ヌカ 270kg(108kg/10a),尿素 35kg施肥/25a
  葉イモチ・穂イモチと米は質・量共にひどかった。

   1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月 10月 11月 12月
作業  0   1  4   5   9   7  11   5   2   3
高速道 0   0   0  0   0   1       1

2003.2.15 残雪20cm 2003.2.15 朝日が当たる隣の田
2003.2.15 山裾から離れる隣の田んぼの雪は消えているがこちらはまだまだ。 裁断した稲藁の山を周りにバラ蒔いて『春ーるよ、こい。』


2003.03.09 今週の寒波で再び積雪になった模様で5cmくらいか。
2003.3.16 2003.3.16 草はわずか
2003.3.16 冬の間というかこの時期にこれくらいしか草が生えていない というのは寒冷地の証明か。稲株も雪に押しつぶされてへばっている。

2003.3.23 細断したまま山になっていた稲藁をフォークで散布した。 所要時間 4時間
2003.3.23 稲藁とフォーク 2003.3.23 草の種がごっそり
藁は全面に散らさないといけないのだが草の種らしきものが たくさん混じっていて草の種を蒔いているようなもの。大丈夫かあ?
何が発芽するのか知っておく為に少し持ち帰り培養する事にする。
2003.03.26 水路整備の連絡FAXを受け取る。
2003.3.24 浸水 2003.3.24〜25 浸水を開始。桶にエアを巻き込むように水圧をかけて 水を入れ種を入れる。1〜2日で水が濁るので2日を限度に水を交換している。
この処理は水温10度なら10日浸すという計算の100日度必要 とされているが日中の気温が上がるので1週間経ったから そろそろ止め時か。
2003.4.1 浸水する事7〜8日、育苗器を組み立てて催芽を開始。
風呂湯で種子を余熱してから加温器に湯を張って温度の立ち上がりを 早めた育苗器に入れる。温度計を入れてみたら日中温度が 意外に高くなっていた。
2003.4.4 根まで出ていた
緑米     Max  Min  計測時室温
初日朝 36度 20度 24度
1日目 36度 20度 24度
3日目 母が通電off
2003.4.3 加温開始から44時間経過し帰宅後に見れば根が伸びてしまっていた。 こうなったら機械には掛けられない。しかも緊急に蒔かねばならない。
根の絡む種を軽く右手に取り手のひらの中で振りほぐす、種を 少し勢いを付けて斜めに苗床にぶつける。そんな感じでとにかく蒔いた。 被覆土は夜明けが近づいて物が見えるようになるまで待ち行なった。
4/4日の出勤までに蒔いたのは箱苗を作れる種で少量品種と催芽に遅れの出る 朝紫とヒノヒカリは金・土・日と作業が続く事になる。33品種は 茶漉し袋に入れての催芽だったので不撚糸に根や芽が貫通しており 雑には扱えない。セル・トレイに芽を上に向けてのピンセット移植で 移植し終えたのは日曜の午後であった。金曜日は徹夜で播種していたのと 残りの播種作業も有るので会社を早退している。

ikubyouki.jpg 育苗器 r-taibeck.jpg タイベック・シート  所有する育苗器には最大56枚収容できるので余りの苗箱は地面に並べて タイベック・シートを掛けておく。タイベックは通気性があるのと 透過性が有るので太陽シートと呼ばれる物の替わりに使ってみた。 寒冷地のハウス無加温育苗では開閉作業不要の掛けっぱなし 太陽シートが推奨されている。
催芽で根を出してしまったのは育苗器の設定温度を高く上げたまま 適正値に戻してなかったからであるが好天だと太陽熱で内部温度は高くなる。 去年は通電して芽出しまで行なったが内部の温度むらとか日の当たりの 問題で毎日中・上段を温度の低い下段に、南側だったら北側へと組み替えが 必要だった。露地と育苗器という差も有るので加温はしない。 3日経ったところではこの間雨天が多くて極端な伸長差は起きていない ようである。4日目になるので育苗器の中・上段を露地に下ろし進展の 見られない露地分を成育の進む所に入れ替える。

kabi-genmai.jpg 玄米播種でカビ
育苗器 3日目 t-tai03.jpg タイベック・シート
露地 3日目 玄米播種におけるカビによる枯死について
 ミルキークイーンは玄米が手元に有ったので緑米と交換の約束は してあったが種もみを取りに行かず玄米播種の可能性を見る為に やってみた。先行してコシヒカリを被覆土無しで育てたところでは かなりカビにやられたようだが土が掛けてあるのでどのくらい 感染しているのかは見えないが割と芽が出ているからたいしたロス無しに 生き残るかもしれない。
 籾種はたっぷりと水を含んだ状態で80gを蒔いたが籾が除去されて 15%減量している玄米のミルキークイーンはカビによるロスを折り込んで ??g。うーん。70gだったっけ。
60g/箱とされているので水を10%含んで66g、芽や根の折れる ロスを折り込んで80gと試算してみた。
genmai-hasyu.jpg 
玄米播種 玄米播種のミルキークイーンは未発芽と馬鹿苗で全滅みたい。
temp0409.jpg 最高最低温度計
育苗器 4日目 育苗器 4日目の最低気温は雨の為余り下がってはいない。
余った籾をばら蒔き 4/5 11kb
 余った籾をビニール水田にばら蒔きした。補植に必要になるかもと思ったが 苗を育成する場所に必要なのでほったらかし。ただいま雀と野バトの 餌場と化している。
nae0412.jpg 
緑化 発芽した苗を緑化。

jyakugai.jpg 
雀害 45mmのネットを擦り抜けて雀の食害が続く。10数羽の内で ネットをくぐり抜ける飛行能力を持つのは数羽になったが 防ぎきれないので周りに屑米を蒔いてそちらに誘導する。
r-tuyuharai.jpg 
露払い 朝露のついた苗を棒で撫でて露を落とす。接触刺激やら 葉面の乾燥で丈夫に育つんだと思うが出典の本は余り 化学的ではなかったので効果のほどは予想の域だがやってみる。

2日払って休んでと書かれていたが朝露の日には払う、たまにサボる という感じで行う。
isehikari.jpg 
馬鹿苗多発のイセヒカリ 4/26 期待の導入品種イセヒカリの葉長のばらつきが激しいのが 馬鹿苗発生に気づくきっかけとなった。馬鹿苗が発生しているという 観念から他の品種の箱を見ればヒョロヒョロと細長く成長した苗が あるではないか。引き抜いてローラーをかけて軟弱苗の茎をへし折る 作業をする。茎を太く、短く育てるために10cm径の鉄パイプを 転がすのだがだいぶ成長した今回(4/26)は折れて枯れる茎は無くなったようだ。 苗箱によっては底の穴が多くて舌の土に根を伸ばしやすい箱があり 生育差が発生しかねないので1回目の根切りを行う。
r-etc0413.jpg 
ピンセット植えの稀少種 ピンセットで1本づつ植え込んだ上野さんのコレクション品種。 この後の緑化中に上の画像のようにひどく雀にほじくられることになる。
y1-450kg.jpg 米糠450kg 2003.04.13 米糠450kgを散布して田起こし。米袋に詰め込んで 15kgなので31袋だから450kg。袋を抱きかかえて振りながら歩く。 山下さんに教わった袋からの散布は楽で良い。
y1-0413.jpg 米糠をまいた y1-0413b.jpg 本日の作業
 ヌカを溜めておくには場所が無くなってきたし田植え後の手まき散布は きつい。肥料効果を期待するには早くの散布が得策だし代掻き後に 発生する生物がヌカで死滅するのはかわいそうでもある。葉イモチ・ 穂首イモチと窒素が効き過ぎの感もある田ではあるが水を溜め続ければ 根がいたまず持ちこたえるかも。

y1-0414.jpg バックして起耕 2003.04.14 残りの部分の起耕に3時間要した。トータル5時間くらいか。 走行速度は16段変速の6速でTPOは4段中の4速の最高速、深度は 10cmを目指した。
y4-stone.jpg 隣の田んぼ 田んぼがぬかるので石をいれていた隣の田んぼは沈み込み対策に 工事をしていた。ユンボで掘り上げて玉石を入れている。 プール状態は下手1/3で田植え機の轍から相当にぬかりそうだった所で しみ出た水が溜まっている。石を入れて耕盤を作るようだ。
karasina.sp.jpg からし菜? 食べてみると辛味がある。クレソンのようではあるが小さい。 A田には全面的に生えているが他所の田では以外に見かけない。
y1-0423.jpg 田んぼ y1-woter-line.jpg 水の取り入れ 03.4.23 注水を開始。なかなか水の届かない奥に送水する。
y1-0427.jpg 水は溜まっていない 03.4.27 今週は30mmは降ったはずなのにまったく水は溜まっていない。 パイプの出口辺りは底には水があるので結構行けるかと思ったが 水路の水全部を取り込んで水口から少しずつ代掻きをして練らないと 水は溜まらないことを思い知ることになった。上流で取水を開始した 爺さんに頼んで取水を止めてもらい日暮れまでになんとか代掻きを終える。 16速の6速でやっていたが日没までの時間を考え8速にスピードアップしている。 ローターの回転はギクシャクするし左下がりになったままになるしと 不調なトラクターに不満を感じつつもひたすら走らせるのであった。
nukanakkou.jpg ヌカ発酵 200kg/10a くらいのヌカを鋤き込んで2週間になる。菌糸が回って 発酵したら地温は2度くらい上がるものなのかと温度計を差し込んでみたが 結果は予想に反して0.5度くらい低い。田の外周は植え付けないので 切り藁もヌカも散布していないのだがそのために土はしまり気味で そんなことが影響しているかも。
y1-0429.jpg 水深は10cm以上 03.04.29 吉和も代掻きの準備が進んで水を引き込むところが出てきたので A田まで水が届かなくなってはいまいかと心配で水門の作り直しをしようかと 出かけた。日曜に取水していた上手の田は土を湿らせて取水を止めていた。 水量は十分で80%貯水というところで水深は10cm以上ある。水尻からの漏水を 土で塞ぎ注水量を少し落とす。一部田面に亀裂があり一時的に 干上がったのではないかと少し心配。

画像は水量を落とす前。
2003.05.05 強風が吹いたらしく送水ホースが畦に吹き寄せられていた。 めちゃくちゃ捻じられて解きほぐすのに手間取った。
y1-0511.jpg 田植えを待つ
2003.05.10 田んぼ全面に亀裂が入っていた。水深は10cm以上ある。 福房さんが自分の田んぼを見るついでに水を見てくれているそうで 上の田で3枚くらい取水した時に干上がったのだそうだ。

2003.05.11 水量確認
2003.05.17 注水停止
y1-0520.jpg 見えない苗
2003.05.18 田植え
2003.05.20 畔草刈り・水量確認
y3-0525.jpg 見えない苗
temp05.jpg 5月後半の温度
2003.05.24 入水全開
2003.05.25 水量確認
2003.05.30 台風4号の積算雨量116mmとかで止水されていたが 水は十分。
2003.06.01 水量調整・水が無くなっていたので注水。イヌホタルイの 大量成長で田んぼが緑。減水が激し過ぎる

2003.06.04 水量確認・注水量増。
chuukoujyosou.jpg 中耕除草 y1-kusa0607.jpg 6/7草の状態
2003.06.08 中耕除草4/5。土は固く草は多い。午後から体力の限り頑張るが挫折する。
2003.06.11 水量確認・注水量増。
2003.06.15 中耕除草1/5。ミルキークイーンを植えておく。
chuukou-7day.jpg 中耕除草 7日目 草が生えたら取るしかない。条間だけだが中耕除草機で叩いておく。 固くなった土を練り直して草を浮き上げさせるには進もうとする機械を 引っ張りつつカゴ車輪を空転させて水と掻き混ぜる。40分/10aの 処理能力らしいが2時間くらいかかる感じ。手への振動が激しい。
unemame.jpg 畔豆  土の畔を利用する畔豆作りは見掛けなくなった。畔草を刈るには 邪魔だし減反の休耕田があるから環境の劣る畔に植える必要性は 低いのだが土地を最大限利用しようとした昔の人の思いを 引き継いでいるようで私も少し作ろうとしている。
2003.06.22 手取り除草10条くらい。育苗第2段のミルキークイーンを 植えておく。
2003.06.29 手取り除草5時間。4条20mを進むのに1時間くらい。
r-grasses.jpg 株間の草  中耕除草機では処理されない株間の草。これくらいの草量になると 3条に1.5時間かかる。
2003.07.02 有給を使って10時間の草取り。
2003.07.06 6時間の草取り。面積的には半分終えたところだが 先は長い。豊コシヒカリの植栽域に入りイセヒカリよりも葉色が濃い事を知る。
      C田より11羽と予備軍から1羽、計12羽のカモを投入。
r-grasses2.jpg 除草済み  既に除草を終えた状態。全ての草を抜くのは無理である。
2003.07.12 除草。
2003.07.14 除草。
2003.07.18 除草。
2003.07.19 除草。
2003.07.20 除草。
2003.07.21 除草。
2003.07.25 除草するつもりだったが降り出した雨が激しく中止。
2003.07.26 残りの4条を除草。耕運機を回送して休耕田に一部畝をたてる。
大きくなったカモは余り水田に入らない。稲のなぎ倒しがかなり目に付く。 果たして捕獲できるかどうか?
boujyo0727.jpg 3種混合
2003.07.27 追肥として米糠 10袋 150kg/20aを散布。
福房さんが手伝いを頼んで農薬散布をしにやって来た。 イモチ・カメムシetcの混合剤であった。風は緩やかに南に吹き A田には及ばない。
休耕田に枝豆用黒大豆x本とトウモロコシx本を植える。 上田さんに2反使わせてもらうことになったので畦には植えない。

fuk-0831.jpg イモチ  福房さんはイモチの防除を2回行ったそうだが穂イモチが現れた。 昨年の私の葉イモチからすればきわめて軽傷のようだが葉から穂に 移るというものではないのかもしれない。
imochi-w1.jpg イモチ  見かけた中で最悪のイモチの田。
2003.08.14 カモが上の森田の田から現れる。大方は駆けて来るが 2〜3羽飛んで来た。
y1-kamonet.jpg カモの捕獲ネット 2003.08.17 カモの捕獲作戦を決行。12羽全群の捕獲に成功する。
手前の餌場を追い込み場所とする。防風ネットでコの字に囲い 開放水面にカモが集まった段階で防鳥ネットを使い左側の囲い込みをする。 5mX20mをカモが餌場側に移動するようにゆっくりと狭めて行く。 数羽はかなりの飛翔能力があるので助走距離が取れないまでに 狭める必要がある。
豊コシヒカリはコシヒカリとほぼ同時に出穂を始める。 kosi-030810.jpg コシヒカリ 8/10 開花 kosi030817.jpg コシヒカリ y-kosi030817.jpg 豊コシヒカリ
ミルキーが遅れているようだが玄米播種で苗質が悪かったので 確定はできない。イセヒカリは2週遅れで出穂開始。
キタカオリはとっくに穂が出ているがやはり短稈で不適である。 カモの餌供給源かな。
ise030817.jpg イセヒカリ mil030817.jpg ミルキークイーン kita030817.jpg キタカオリ
2003.08.24 除草で条間に集めてから再生している草を鎌で刈る。
y1-0831.jpg 濃緑の稲 2003.08.30 C田より杭を移し田の周囲に配置。
2003.08.31 杭を打ち込んで3/4の電気柵工事をした。 部材不足と時間切れ。
今年は周辺を調整水田にしてあるのと電撃度upに田の中に柵を張る。 猪の足が湿った田に触れるようにと、倒れかかる稲が触れない距離を 保ってある。森田にトタンを運んできて2週間になり私もあせったが 来週の設置でも良いか。とにかくイモチの発生・あちこちでの猪侵入と 緊急対応が忙しくてずらりとトタンを並べてくる例年の対策が 遅れているのかも。

 もう、赤銀のキラキラ・テープ、灯篭が侵入された田に設置され、 猪がその隣に移るものだから今度は隣の田にキラキラ・テープの囲いと テープの輪が広がる。
2003.09.27 電気柵撤去。ハゼ木を運ぶ。
2003.09.28 豊コシヒカリを刈取りハゼ掛け。
y1-0930.jpg 半分刈り獲る  面積の半分相当を刈り獲る。豊コシヒカリの初期の穂は穂イモチに なったが米にはなっている。気温の低下でイセヒカリの登熟は 3週間は遅れそう。そしてイセヒカリは初期の穂は穂イモチで白穂となり つんと突っ立っている。どちらも棹長は短く生育不良である。 山の影で陽光が当たるのが8時になるのと竹で通風が悪いからなのだろうか?。

キタカオリは今年も短稈で魅力の無い品種である。


y1-0930b.jpg 棹長は短い  10年前の冷害年と比較される本年はいもち病・不稔と騒がれている。 標高の高い吉和における稲の稈長は昨年よりも短く短稈に育った。 芸北地域はここよりも更に高く700mだそうだが稲の背丈が 地際から穂先まで60cmとA田よりも5cmは短い。
 短稈のヒノヒカリは手刈りの稲を束ねるのに藁の丈が短すぎると 感じていてコシヒカリを始めて作った昨年は藁の長さに ほれぼれしたものだが今年はヒノヒカリ並の長さである。 暖地稲作では籾藁比なるものが悪くて茎葉重量に対しての 籾の比率が低く藁ばっかしで収量が上がらないらしいが 小作りになって「籾藁比が改善された。」,「9月に台風にみまわれても 倒伏しそうに無い。」と喜ぶべきかは収穫量次第いうことになる。
2003.10.12 豊コシヒカリ脱穀。
2003.10.13 イセヒカリ刈取りハゼ掛け。
2003.10.19 A田イセヒカリ脱穀。
2003.11.03 ハゼ木を束ねて集める。
2003.12.06 米糠6袋を1/3に蒔く。
2004.01.04 藁を長いまま散らして米糠300kgを半分に蒔く。
y1-0104a.jpg 藁を散らす y1-0104b.jpg 半分にヌカ 300kg



最初のジャンル別ページへ  園芸の索引ページへ  園芸 Vol.6へ  本文TOPへ