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本郷 大先生
ひろしま県民の森 99.9.30

台風18号が猛威を振るった翌日は『広島きのこ同好会』と『山口なばの会』
合同の採集会。初日は本郷先生の講演と懇親会、翌日は採集会である。
会誌に名前が出ていたのでうっすらとは名前を覚えていたが会うのは
初めてである。
講演の中で出てくるキノコの名前はやたらと学名であった。先生方の気の
使い用からかなりの権威者らしい事は気づいていた。
宿泊部屋での2次会が終わり私と同期の人が『おじさん初めてですね。』と
言わなくて良かったといい、『どれくらいの人なんです?』と山口なばの会の
人に問いかけると帰ってきた言葉は『ヒダxxでは日本一。』差し出された
物的証拠は保育社の原色日本新菌類図鑑であった。菌類研究者とは異なり食べれる
きのこを覚えたいフツーのきのこ愛好家ではあるがその図鑑の示す権威は
知っているのでした。
つぐお
本郷 次雄 滋賀大学名誉教授。元日本菌学会会長。理学博士。

つばが無いのでナラタケモドキ。3日後にはその間に雨が降ったりして
だめになっていた。
ヌメリイグチ,サクラシメジ,ムラサキアブラシメジ
オオクロイグチではないかと思っている真っ黒なキノコ。結構茎が裂けていて
傘が開く頃には自重で根元が折れて転んでいる事が多い。
『広島きのこ同好会』 食べるのが主体
『山口なばの会』 アカデミックな団体 入山には会員番号入りの
名札を着用。研究会は毎月開催。若手が多く、写真撮影をする人が多い。
あんな装備じゃ、写真はとれるがたくさんのキノコは取れない。標本といった
感じで、種別に紙袋に入れる人さえ居る。カメムシやさなぎに生えるキノコを
見つけて喜んだり、群生しているコウタケを1本持ち帰ったりと私とは
大きく異なる人たちだった。(たぶん幹部・幹部候補)
もみのきで見かけたナメクジ。雌雄同体の動物だったっけ? 相互に交尾中?
鷹村先生の籠 この人の持ち物には徹底した思い入れが感じられる。
こんな既製品を見つけてくる上に蓋にはカゴタケ等のレリーフまで施している。
今年も会えたね
ソライロタケetc 99.10.xx
山に生えるキノコを観察し始めて1年が経過した。再びめぐってきた秋。
旬を過ぎて色が悪くなってはいたが
ソライロタケ
に再会した。きのこ鍋に入れて失敗したニンギョウタケにも
出会えた。時期がくれば又会えるというのはうれしい事である。
ニンギョウタケの成長状態からすると今年は昨年よりも1週間は遅れて
いるのではないだろうか?県北のハツタケではそれ以上のようである。
乾燥はキノコの発生に大きく影響するし、気温が下がってこないと秋のキノコも
生えてはこない。『ツキヨ(タケ)が出ないとね。』とは県民の森の職員の弁。
10/3時点ではガ龍山のツキヨタケはナメコ程度の大きさであった。
やみくもに山に出かけても見つかるわけではないが出かけないよりは見付ける
ことができる。発生時期を予測し、その前後合わせて3回訪れる。
じゅうたん
(3個所を毎週見て回るのはけっこう大変)
今年の絨毯爆撃的なキノコ狩りから休日に余裕のあるキノコ狩りに移行できる
のは来年からである。レパートリー・テリトリーを増やさなければね。
9/27 カンゾウタケを見つけた。幼菌である。キノコ狩りの本に載っており、
5月6月と捜していたのに見つからず同好会の先輩方に元宇品に生えるのしか
知らないと言われてあきらめていたキノコである。食用に取ってゆく人は
居ないだろうが『なんだ?』と蹴飛ばされる恐れは有るので枯れ葉と枯れ枝で
さりげなく、しっかりと隠して待つこと4日。先生に会える
もみのき森林公園の秋のキノコ狩り会場へ
持ち込んだ。『今の時期に』,『元宇品以外で』,『色が悪いね』
色が悪いのは確かであった。図鑑の写真と比べるとずいぶん黒い。
日光を浴びたキノコは発色が良い。
メイン・ディッシュ。カンゾウタケのステーキ,刺身。
この後、酸味が弱くなるという事で茹でてもみたが加熱すると軟らかくなり
ぬめりも出てくる。イグチ類の傘を加熱したのと同様な状態。酸味はというと
茹でただけでは残っている。
このキノコは滅多な事では手に入るものでは有るまい。幸運にも入手し、
試食する機会があったなら生食をおすすめする。上質の霜降り肉を思わせる
切り口の色調。生の肉質の歯触りを楽しんでもらいたい。山取りキノコで
生食可になっているきのこは希少である。スライスしてサラダにすれば酸味は
気にならないだろうし特徴その1の色彩は堪能できる。少しは刺身?で。
醤油が合うとは思えない。特徴その2の歯触りであるから少し厚切りでないと
具合が悪い。ドロリとしたドレッシングかマヨネーズ、ポン酢マヨネーズ
当たりが試しどころかな?
まだ見ぬキノコ
コウタケ 99.10.9
県北できのこと言えばコウタケである。食べ過ぎるとアクの為に口腔が
切れるといい、古いシロは30mにもなり何回も往復する事になるという。
調理方法を知らないのであるが見つけれたら調べる事にしよう。たちまち乾燥
保存しておけば良いし、焚き火の跡に焼いて(?焼き芋の要領)ポン酢だったかで
食べるのが一番とか。採れたらの話である。
この日の目標はコウタケ。
7:30 到着時には先客3台。その後1台。4.5時間歩き回ってもしかしたら
ケロウジに限りなく近いコウタケかと
思いき、腐りかけのキノコは後からやって来たコウタケ
取りの人に『ケロウジだね。』と一蹴されてしまった。おそらく3カ所以上の
シロを知っていそうなその人の獲物はまだ幼菌の
コウタケ3〜4本。出かける時期、
捜す場所、割きうる時間。
ゾウタケ
総合的に考えれば競争の少ない場所での雑茸探しが一番である。
予想通りの成果に元気回復策。場所を変えてアミタケをそこそこ、
もみのき森林公園ではもうモミタケにはお目に
かかれそうにない事を確認し、大雨で洗い流されたサクラシメジのシロなどの
状況を見た後そこそこのウスヒラタケを土産に最後の訪問場所へ
アケビを採りに行った。
用意しておいた高枝切りでは届かなかったので木に登ってから使い子供との
約束を果たす。
100g小売り価格
長崎屋店頭表示
コウタケはマツタケと入れ替わった
99.10.28 迄の初期価格
99.10.29 各 1,000 Down
| コウタケ |
1,500 |
マツタケ 以前 |
| マツタケ |
10/28迄 |
10/29〜 |
| 特選 |
14,000 |
↓1,000 |
| つぼみ |
12,000 |
↓1,000 |
| 開き |
8,000 |
↓1,000 |
乾燥させて保存し、水で戻して戻し汁と共に具を足して炊き込み御飯に!と
店の売り場に張ってあった。
アクを取るために茹でるというのも有り、よく分かりません。水で戻し
た段階でかじってみて茹でこぼすか戻し汁も使うか決めるのが良かろう。
川上先生のお勧めは塩漬け。生のコウタケを細かく裂いて塩で
サンドイッチにする。
2週間後当たりから塩の付いたコウタケをおかずにご飯を食べる。
00.10.13 今年は2,000安値で開始。コウタケの姿が無い。
01.10.25 開始は例年並だったが不作で品不足。
開きの10,000と15,000(値を上げてきた)の2価格。

左の写真は10/11緑化センターでのキノコ鑑定会。川上先生他、御疲れ様である。
9〜10は県民の森。休み無しなのであった。補佐役のキノコ鑑定士の皆さん
頑張ってお手伝いしてますね。
目指すきのこは
コウタケ 99.10.xx
かみさんの知っている山のきのこは マツタケとコウタケ。
『また、(家事を放り投げて)山に行って!』何とか見返してやりたいものである。
母が幼少の折りには採れたというがマツタケは探すだけ無駄だと思っている。
従って何とか見つけたいのはコウタケ。どちらもシロを形成するきのこなので
きのこ探しはシロ探し、そして厳しい争奪戦?目指すきのこは市場で売れる
高級キノコなので探しに来る人は多いはずなのである。
小動物の泥浴び場を見つけた。傍にはカノシタの大きいサイズ2本。

シロにしか生えないのでその場所を知る先人は手早く見つけてしまう、
対して初めての素人はそうした先人がやってくる前にきのこを見つけなければ
採る事が出来ない。朝5時半には家を出て7時過ぎに麓に着き入山。尾根付近の
斜面を笹や小潅木を掻き分けながら歩き回る事数時間。笹に覆われた所は
きのこ狩りの適地ではないのだがこの地のどこかにシロが有り、下草の少ない
ような所など有りそうに無い状況ではひたすら歩いてみるしかないのである。
公園の尾根を端から移動して歩いているが歩いたブロックにコウタケが群生する
シロが有り先人に先を越されていなければ見つけれるというだんだん気力の
抜けて行くきのこ狩りである。
私が一尾根歩き回って戻ってくると先人がやってきている。もう一尾根廻って
戻る頃には先人は引き上げて行く。先週は話が出来なかったのでコウタケの
発生状況は不明であるが、先々週では生え始めといった所であった。
この地を徘徊する事延べ7H。コウタケ発生の予想ピークは今週か来週か…
祭りの準備に米の収穫、すべき予定は多いが今頑張らねば今年は会えないだろうし…
『見つけたシロは教えられない。』これが現在の心境でまだ見ぬコウタケを
捜し求めている。
2週目の捜索地には下草が少なく足跡のある場所が有った。要チェックである。
99.10.23 今日も発見できなかった。気温は下がりエンジンのクランキングが
重く感じられる。冷え込んだ証拠に朝霧の中を走る事になった。気にかかるのは
山の乾燥である。いくら乾燥気味の尾根付近を好むといっても久しく雨が降って
いない。かなり悲観的な状況
99.11.3 未踏地には入り込まず歩き易い所をざっと廻ってみるも収穫無し。
99.11.6 今日も行けば1ヵ月通ってみつけれなかったと書けるのだが浪費する
時間が馬鹿らしくてやめにした。
00.10.21 おこぼれにありつけた コウタケ

目的のきのこ及び雑きのこさえもほとんど見つからないときのこ狩りの
意欲が失せてくる。というわけでコウタケ
探しの後は何かきのこの採れそうな所へ。ヌメリツバタケモドキは
小枝では2〜3cmだが大木から僅かに発生した場合にはとんでもなく大きくなる。
山には所有者がいる
99.10.26
山林所有者に山からもたらされる恵みは木材・特用林産物(きのこ・山菜)。
入山を歓迎しているのは観光マツタケ山だけである。山裾にテープが張って
あったり,山に登る道の両脇にテープが結んであったり,「入山禁止」の看板が
有ったり,はては一般車進入禁止の道路標識。農林事務所に勤務される
川上先生に同伴してコウタケ山
に行き、パトカーがサンレンを鳴らしてやって来て驚いたと同好会の先輩が
言っていたので紹介しておく。『きのこアドバイザー』という資格を持ち、
林業家のきのこ栽培を指導しておられる川上先生が付いていたからこそ
「失礼しました。」ですまされたが
コウタケ泥棒扱いを受ける事は必須である。
実験林?にはキノコの発生場所に発生年を記した標識が立ててあるそうである。
こうした発生の追跡調査がシロの保育に役立つ?

名前
い
ろ
い
ろ
クロカワ 99.11.2

クロカワ,ナベタケ,ロウジ,ウシビタイ(ウシビテイ)
山渓カラー名鑑『日本のきのこ』に載っている名前
である。幼少期に老いた役牛を飼っていたのでウシビタイとい名は好きである。
広島においての呼び名はクロッコウ(クロッコ)。筒賀の祭りの日に義父への
土産に持参してどんなきのこか説明するのに上記の名前のいくつかと広島での
呼び名を言ったら「ああ、クロッコウ」。きのこの味についての説明は
不要であった。苦みが有り、良い酒の肴という事はよくご存知だった。
「昔、松茸の採れていた頃、松茸を取りに行って採れなかった時にとって
来ていた。」ということで、久々に食べるクロッコウに満足して頂いた
ようである。クロッコウが目当てで山に行った私にとって「松茸が取れなかった
時』というのは少々引っかかるがマツタケ,
コウタケは持って行けそうに無いので懐かしいきのこを持参
できた事で善しとする。
料理は昨年の調理例を参考にスライスしてホイル焼きにし、ポン酢で味付けした。
クロコウ目当てに山に行ったのは昨年採っていたからである。
今年最後の採集会 98.11.07 (Vol.3)
尚、今年最後の採集会 99.11.6用に幼菌3本が山に残してある。
1999.11.6 気温が低いせいか4日置いておいたが余り大きくなっていなかった。
山渓カラー名鑑『日本のきのこ』の
改定版は2001年頃に
出るそうである。写真が一段と強化されるそうなのでどれくらい分厚く
なるのかしら?
1999.9.30 川上先生が本郷先生に話しておられた
きのこ99
今年も異常な年だった 99.11.6

大いに期待しての今年最後の採集会であったがムキタケ,ナメコは
採れなかった。去年も「今年は異常だ。」とは良く聞かされたが今年も同じ
会話が多数交わされていた。きのこ狩りの経験の長い人にとっては会えなかった
きのこが多かったようである。秋になっての雨量の少なさと高温により胞子に
よる増殖を諦めたきのこが多いようである。
炉端荘での宿泊の翌日は元気が出なくて家の用事を片づけようと帰って
しまった。明るい日差しの中で椎茸原木を見てみれば20cmに迫ろうかという
大きなシイタケが地際にいくつも生えていた。これだけでかいと料理法を
悩んでしまう。厚切りにしてバターで焼くのも良いがどっちみち食べきれ
ないので醤油・味醂・砂糖で薄切りにしたのを煮付けて瓶詰めに加工しておいた。
結構適当な殺菌ではあるがそこそこには持つはずである。そして小さいのは
干し椎茸にするのである。
今年の持ち込み品は焼き鳥に替わってアップルパイ,イチヂクパイ,干し柿,
ニンギョウタケのピクルス,ヤマボウシの果実酒にヌメリイグチごっそり、
そして当HPの入ったMebius。ちょっと宿泊組みは少なかったがこうした参加者は
きちがいの付く愛好家なのでなかなか楽しいのである。

桑原先生の別荘「炉端荘」は暖炉のある家という意味である。表札に作られ
た石組みのオブジェは暖炉を模して作られている。芸北町が好きでその地
が手に入らなかったので一旦は別の土地を求めていたがその地が売りに
出たので念願のロケーションの地に建てる事が出来たという三方ガラス張りの
建物である。1階半分は物置で薪が積まれている。トイレ・風呂の設備が有る。

2階は屋根のあるテラスと暖炉のある広間・書斎・台所、屋根裏を利用した
3階の小部屋が有る。熱交換の悪い暖炉なので20cm級の薪が燃えていって
しまう割りには時々暖まるために火の前に座るようであるが大面積のペア
ガラスのおかげで外の景色を見る事が出来る。一番素敵な季節は2月頃という
事であった。私の女鹿平山の山小屋は一向に完成に近づいていないが、外気の
冷える季節は美しい。何とかぬくぬくと過せるようには工事を進めなくては…

桑原先生とは
登山の本を出されている。その本のほとんどを登ったという人がいたが
一箇所違う所が有って困ったと言っていた。現在は車椅子での生活だそうで
会った事はない。料理の手伝いに来られる奥さんの話だと山に付いていって
もっぱらきのこを探すのは私の仕事で「おそらく広島でモミタケを最初に
見つけたのは私でしょう。」(モミタケと同定された)と言っておられた。
採集会の悪影響
シロが荒れるのが問題なんです 99.11.6

採集会に行った所は気に入れば何度も足を運ぶ、その時には自分で見つけ
られなくても人が見つけていれば自分も見つけれる可能性が有る。昨年
中田さんが用意してくれたきのこはシモコシ。今年も天ぷらにありつけると
思いきや見つからなくてブナハリであった。聞けば数名が探しに行ったとか。
手に入れるのはなかなか大変なようである。見渡して見えないのはがっかりでは
あるが苔を剥ぎ取ってまでして幼菌を探すのはやり過ぎというもの。そんな人
にまで同好家になって欲しくはない。
モミタケの場合も似たようなものである。自分も含めて捜し歩く人に踏み
固められて樹が弱ってしまうのではないかと心配になってしまう。
きのこの知識
99.xx.xx

土の中のきのこ探し ブクリョウ
先端の尖った金属棒で松の切り株近くを突き刺し、容易に抜けなくて力ずくで
抜けた時に菌核の白色の顆粒体が付着している
カンゾウタケ
欧米では生のままサラダの材料
バカマツタケ
マツタケよりも1ヵ月早く、ブナ科の広葉樹林に発生
マイタケ
ミズナラの根際 防衛機能の下がった老木
ドクササコ
竹林,杉林,けやきの大樹下
女 100%近い発病率 男 25%
コレラタケ(ドクアジロガサ) 極めて毒性が強いので中毒症状にちなんだ
コレラタケに改名。
10月中旬から11月中旬 潜伏期間が11〜20Hと長く再摂取して重症になり易い
1974年に本郷先生により新種として発表された
マジック・マッシュルーム(ヒカゲシビレタケ)
食べて15〜20分で手足のしびれやむかつき
ホテイシメジ,ヒトヨタケ,スギタケ
アルコール代謝阻害物質の体内残留は1週間 近縁種や毒性分の含有量により
意外と報告されている中毒例が少ない
テングタケ
一部の地域では食べられていた。一度天日乾燥する。
ムスカリン(微量),イボテン酸(旨み成分でもある/分解してムッシモール・
中毒の主原因)

カエンタケ
3cmの天ぷらで数日後に40度の発熱,髪が抜け、小脳が萎縮,運動障害発生
00.2.12 死亡事例が報告されています。
クロニガイグチ
中毒報告2件 焼いて食べた場合
コウタケ
焼いて食べて中毒
乾燥させた後、水に戻し、湯がいてから食用にする
カキシメジ
毒素は水に溶け出し易い
茹でこぼして沢水に5日ぐらいさらす
茹でて塩漬けにして半年以上保存後。正月に食べて中毒した例が有る。
九州には無毒の種?長野・東北では毒性が強い。
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